夜の歩き方
夜の歩き方
普段から電気の明るい光に囲まれて生活している私たちにとって、暗闇は不安・恐怖の塊です。
「暗闇の世界を覗いてみたい」という好奇心を持って、五感を研ぎ澄ませて歩きます。
眼の機能
人間の眼の網膜には、明るいときに使う視細胞(デイモード)と、暗いときに使う視細胞(ナイトモード)があります。
デイモードではカラーでものを見て判別します。
ナイトモードではモノクロで見えますが、これは明るさに対して高感度の能力を持っています。
普段の明かりのある暮らしの中で使い切れていない、暗いところでものを見る機能を発揮して夜の闇の中を歩きます。
暗い場所にいると、徐々に視細胞がナイトモードに切り替わりっていきます。
ヘッドランプ
基本、無灯火で眼の機能をフルに使って歩きます。
しかし、暗闇で眼が見えるといっても、やはり限界があります。
ときどき周りの様子を把握するのには、ヘッドランプが必要です。
白色LEDランプは強力な光を発します。人間の眼や動物の眼に直接光を当てるとダメージを与えてしまうことがあります。遠くを見通す以外には、手元や足元を照らしたりする場合には弱い光に明るさを調整し、直接眼に光を当てないようにします。
夜行性動物は赤い光をほとんど感じないようです。人間の眼にもやさしい赤色LEDランプや橙色LEDランプも試してみるといいかもしれません。